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10年前の記憶・・・

これは私の直接の体験とまた一部は避難後しばらくして人づてに聞いたものである・・・ その日、石油基地には6基の桟橋すべてに石油船が着桟し荷役していた。 30万トンの原油船も着桟していた。 これまで体感したことのない強烈で長く続いた揺れが収まると海上荷役作業員らは津波の到来を予...

10年前の記憶・・・

夜、爆発音のあと所員皆で避難行軍した 膝上まである引け残りの海水はひどい冷たさで足を芯まで圧迫した 雪がしきりに降り出した。 要所で皆の点呼をとり2キロほど歩きほど高い丘の松ケ浜小学校に到着した。 そこで夜を明かすこととしたが小学生の椅子はあまりに小さく窮屈で教室の床に座る...

ヨコハマの詩・・・

ヨコハマの詩・・・ あかいくつはいてたおんなのこの像が 山下公園にもある ずっとずっとかなたの海をみつめている 幼い心にきぼうを抱きやわらかな笑みをうかべている でもまたその心にはもの悲しさを浮かべてさえもいる そしてまたその瞳はときとして虚ろで...

木曽路冬こごえの路・・・

木曽路をこの日さんざんに歩いた・・・ 妻籠につく頃は陽が暮れていた 夜灯りがつくこの村を見てみたいと思ってはいたが・・・ 意想外にもこうしてこの村を訪れた ふとした家から明るい声がした 玄関越しにみんな外に出てきたので思い切って声をかけたら写真に写ってくれた...

ヨコハマつるみ

ヨコハマつるみにはその名のとおり鶴見川が流れる 街を横切り蛇行する川だ その両川岸には中小の企業や工場があり住宅、マンションアパートも立ち並ぶ 川は作業船が行き来したりする 日中の仕事を終えて町は川面に街並みの光陰を浮かべながら静かに夜を迎える

ヨコハマつるみ

ヨコハマつるみは庶民の街 なんら変哲もない街だがまずまずの賑わいがある 京浜東北線の沿線ならどこもこんな感じかもしれないが ある程度住んでくると馴染んでしまうものかもしれない 写真・・・となるとこういったありふれたものが材料になるが まあよいか・・・という材料だったりする...

ヨコハマをあるく・・・

ヨコハマの街の夜をあるく・・・ 海岸通りやシルクセンター、スカンジアやカンファーツリーレストといった この街の情緒を醸す通りや街並み・・・ 夜はそれがまたとりどりの色を浮かべている・・・ 足元にはこの街を象徴するような道標がふと照りかえしている...

ヨコハマをあるく・・・

いくどとなくあるいた ヨコハマ海岸通りや関内界隈や山下公園 エキゾチシズムというのをどうひろうのか見当つかないところあるが・・・ ここは黒船来航から関所がおかれその後外国人居留地となった場所 水兵さんやら交易商やらがこの地をにぎわした・・・そんなことを思ってあるいたりする...

故郷の冬・・・

正月の冬枯れの路 故郷の路・・・ これももう5年近く前の写真になる・・・ 神奈川の盆地片田舎のようななんら変哲ない 民家が点在する地だ 田圃は稲わらが刈り取られ昔からこの地にたたずむ家がある 冬枯れの雑木林が天気の良い乾いた空にその輪郭を細くあらわにしている...

故郷の冬・・・

もはや5、6年も前の写真だが、故郷の正月に雪がふった。 雪雲が空を支配し1時間かそこらでわっとふった。 白黒モノトーンの世界そのものとなりふとカメラを取った。 その時の光景がここにそのままある。。。

ヨコハマの詩・・・

ずっと遠く ずっとずっと遠くをおもう うみのむこうを そらのかなたを はるかかなたを どこまでもとおく とおくとおくかなたをおもう・・・

木曽路冬枯れの道をあるく

木曽路冬枯れの道をあるき さびれたふうをところどころ辿ってみる わびしいふうを思いたどる道だった。。 木曽路軒先の風情 江戸期の風情そのままなのだろう 当時となんら変わらない息づかいがあり かつての時がここにはながれており そのままの風情雰囲気がある。。...

いにしえの日は・・・

「いにしえの日はなつかしや・・・ 野にいでてげんげつませし ははそはの母もその子も そこばくの夢をゆめみし・・・ はるののにあそぶあそびを ふたたびはせず」 (三好達治詩集「花筐」より抜粋) こうした日を誰しも心にし懐かしく思えどそんな日に戻ること最早ない・・・...

幼い日の思い出・・・

幻灯のような・・・ 影絵のような・・・ 光照り返す中・・・ ただそこにみつむるは遠い日の思い出・・・ もっともよいとき・・・ 「みんな一つの天国をもっています」(「新美南吉詩集」より) 寒風の中のげんき! 冬の浜辺で 寒風海風ふくなかに げんきを見つけた!!...

秋のいろ・・・

木々の幹はより黒くまた葉は赤に黄になおさらにその色は濃く深い・・・ 言葉発することなき生命体の妙なる主張をまのあたりにしているのだと思う

秋の色を追う・・・

冬をまえに自然はあまりにもとりどりの色を放つ・・・ 生きるもの生命あるものの彩り、主張・・・大いなる生命の叫びがこだまする

やきもののさんぽみち・・・での写真いくつか

素朴さざらりとした土の感触なにか人のいきづかいぬくもり・・・人の造作のたましいのようなものを思う ひなびた町のかしこに人のいきづかいをおもわせる わびさび・・・そんな言葉がにあう まどガラスくもっていてひなびた町の光景とか造形とか 風情をなおよく語ってくれる

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